『自動車のバルブが切れてしまって交換したい』とか、『違う色のバルブに交換してみたい』と思っている人いませんか?
交換するバルブは何でもよい。って事は無いんです。 自動車の照明の色は部位によって決められているので注意しましょう!
ここでは、バルブを交換する時にどんなバルブを選んだらよいか、参考にしてもらえたらと思います!
照明の色って決められているんだー!!
なぜ自動車のランプの色を注意しないといけないのか??
バルブの色を変えると格好いい!と個人的には思っていますが、以前から『バルブを交換して色が変わったら捕まるよ!』と耳にしてました。
じゃーどんな色なら大丈夫なの?と思いつつも、その理由がわかっていませんでした。
明確な理由を知らなかったので、曖昧なままバルブを買っていました。
最近は、色んな仕様のLEDバルブが出回っているので、尚更何を選んだらよいのかわからないですよね。。
そこで色々と調べた結果、照明の色は国土交通省が定めている道路運送車両の保安基準で指定されているということがわかりました!!
だから保安基準に定められた色と違うバルブだと車検に通らない、整備不良となってしまうんですね!
照明の色って保安基準で決められているんだね!
自動車の照明の色を決めている保安基準
照明の色が保安基準で決められていることはわかりました。では、実際に『交換したい部位が何色じゃないといけないのか』を調べることにしました。
保安基準は、国土交通省のホームページに規定が掲載されているので、インターネットが繋がる環境ならいつでもどこに居ても調べることができます。図書館などに足を運ぶ必要がなくて、今はホントに便利ですね!
必要な時にその都度調べてもいいのですが、せっかくなので部位と定められている色を下の表にまとめてみました!!
保安基準番号 | 部位 | 指定の色 |
第32条 細目第2節120条 | 前照灯(ヘッドランプ) | 白色 |
第33条 細目第2節121条 | 前部霧灯(フォグランプ) | 白色又は淡黄色 |
第33条の2 細目第2節122条 | 側方照射灯 | 白色 |
第33条の3 細目第2節122条の2 | 低速走行時側方照射灯 | 白色 |
第34条 細目第2節123条 | 車幅灯(ポジションランプ) | 白色 |
第34条の2 細目第2節124条 | 前部上側端灯 | 白色 |
第34条の3 細目第2節124条の2 | 昼間走行灯 | 白色 |
第35条 細目第2節125条 | 前部反射器 | 白色 |
第35条の2 細目第2節126条 | 側方灯及び側方反射器 | 橙色。※1 |
第36条 細目第2節127条 | 番号灯(クリアランスランプ) | 白色 |
第37条 細目第2節128条 | 尾灯 | 赤色 |
第37条の2 細目第2節129条 | 後部霧灯 | 赤色 |
第37条の3 細目第2節130条 | 駐車灯(パーキングランプ) | 前面に備えるもの:白色 後面に備えるもの:赤色 両側面に備えるもの: ✓進行方向が白色 ✓後退方向が赤色※2 |
第37条の4 細目第2節131条 | 後部上側端灯 | 赤色 |
第38条 細目第2節132条 | 後部反射器 | 赤色 |
第38条の2 細目第2節133条 | 大型後部反射器 | 赤色 |
第38条の3 細目第2節133条の2 | 再帰反射材 | 前面:白色 側面:白色又は黄色 後面:赤色又は黄色 |
第39条 細目第2節134条 | 制動灯(ブレーキランプ) | 赤色 |
第39条の2 細目第2節42条 | 補助制動灯 | 赤色 |
第40条 細目第2節136条 | 後退灯(バックランプ) | 白色 |
第41条 細目第2節137条 | 方向指示器(ウィンカー) | 橙色 |
第41条の2 細目第2節46条 | 補助方向指示器 | 黄色又は橙色 |
第41条の3 細目第2節47条 | 非常点滅表示灯 | 黄色又は橙色 |
※1. 後部に備える側方灯であって尾灯、後部上側端灯、後部霧灯、制動灯又は後部反射器と構造上一体となっているもの又は兼用のものにあっては、赤色であってもよい。
※2. 側方灯又は自動車の両側面に備える方向指示器と構造上一体となっている駐車灯にあっては、橙色であってもよい。
保安基準に車内灯の規定が無い!?
保安基準を調べてわかったんですが、なんと保安基準に車内灯が規定されていなんです!ということは、ルームランプは何色でもよい!?
細かく決まっているんだね!
ルームランプって好きな色にしていいの!?
ランプの色温度とは
部位ごとに色が指定されていることはわかりましたが、バルブを買う前に『発光色』ってわかるの?って思いますよね?
実際、カー用品店でバルブを手に取った人はわかると思いますが、箱に『白色』や『橙色』とかって書いてありませんよね。
では、どうすれば ”発光色” がわかるかというと・・・色温度(k)です!
色温度は規格化されていませんが、一般的に下の様な範囲と言われていますので参考にしてみてください。
発光色を知るには色温度を見てね!
バルブを選ぶときに注意すること
自分でバルブを交換する場合にどんなバルブを買えばよいのか曖昧でしたが、交換する照明の部位ごとに保安基準の中で色が指定されていることがわかりました。
上に挙げた色温度の画像は目安ではありますが指標にしてもらい、バルブを交換する時は部位ごとに決められている色のバルブを買うようにしてみてください!!
交換する部位と色を確認してね!
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